声明文
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ジョージ・バウムガートナー 推薦人:我孫子和夫 第二推薦人:スベンドリニ・カクチ |
会長立候補者
ジョージ・バウムガートナー
FCCJを再生させるためのマニフェスト
FCCJメンバーの皆さまへ
日本外国特派員協会(FCCJ)は貴重な社会的価値をもった団体です。過去65年間、海外では余りよく理解されてない日本に関するニュースを世界に発信する窓口としての重要な役割を担って参りました。ニュースは往々にして政府官僚によってコントロールされがちですが、FCCJは異なった意見や見解を発信するための独立した討論の場を提供しており、世界中で最良との評判を得ているプレス・クラブ中でも突出した存在となっております。世界各国から集まった記者たちによって構成される、多様性と活気に満ちた組織で、献身的なスタッフの暖かいサービスによって支えられています。
当協会は65年の歴史を持つ社団法人ですが、現在、新たな法制度の下でその法人格が審査の対象となっております。もしクラブが存続できないようなことになれば、それは歴史的観点からしても大きな悲劇となるでしょう。それを防ぐためには、早急に健全な運営体制を復活させ、新公益法人法に準拠し、永く存続させるための新体制に移行しなければなりません。
今はまさにFCCJにとってチャレンジの時です。昨今の不況により、世界中で伝統的なジャーナリズムのビジネス・モデルが破綻し始めています。また、世界の日本への関心も低下しつつあり、東京の外国人コミュ二ティーも縮小しています。
このように前向きな体制変革が求められている時、協会の運営は個人的敵意に取りつかれた徒党の企みによって麻痺させられています。その結果、協会運営は混乱し、中核メンバー間の人間関係は害され、メンバーと職員との関係もギクシャクしたままです。私は「もう十分だ!」と申し上げたい。既に調査委員会が総括的に対処した馬鹿げた争いは、もう忘れ去るべき時です。我々は協会が直面している重要課題に集中して取り組む必要があります。
もしも皆様がそのような協会の毒を含んだ政治的な争いにうんざりしているようでしたら、どのような理由でFCCJ会長に立候補し、会長として何を成し遂げようとしているかについての私の所信表明に耳を傾けて頂けるものと信じます。
私は1982年以来FCCJのメンバーであり、ジャーナリストとしてスイス・テレビジョンとスイス・ラジオ、そしてラジオ・フランスの仕事をしております。2000年から2005年までは協会の財務担当理事を務め、継続的な赤字財政から健全な黒字体質へと転化させました。当協会の運営については細部まで把握しております。会長に立候補しました理由は、私のジャーナリスト人生において協会から多大な支援を受けてきたことにあり、この協会を守り、更に将来へと発展させ、次世代のジャーナリストたちに協会の遺産を引き継いで行くことが、お世話になった協会への恩返しであり、義務であると真摯に感じているからです。
優先事項:
運営の健全化: 理事会や会員総会において道理と礼節を重んじる議事進行を復活させ、必要があれば、トラブル・メーカーに対する断固たる処置を適用。健全な会計基準の遵守。協会の長期的存続を保証するための予算の効率的な管理。
コミュニケーションの透明化: 理事会における内部業務の開示をメンバーシップ監視の下で実施し、月刊報告書をウェブサイト上に掲載。理事会と協会スタッフの業務連絡に関し高い透明性を確保。
ニュース性の高いイベント開催: 報道企画委員会(PAC)によるイベントは協会の至宝。PACの活力を向上させ、更に多くの「大物」ゲスト・スピーカーを呼んでのイベントを企画。主催者としてのプロフェッショナリズムの復活(モデレーターの役割は自分のエゴを満たすことではない)。会見を主催し、単に話された内容を伝えるという消極的な態度を超え、ライブ・ストリーミング・ビデオの導入を検討。FCCJの将来は当協会の会員に対してどれだけ価値のあるサービスを提供できるかにかかっている(全ての会員カテゴリーと全ての会員層が対象)。
・1945年以来、メンバーシップの中核はフリーランス記者であり、「一匹狼」は協会のサービスに依存している。昨今は彼らの生業の安定が課題となっており、協会ウェブサイトや「ナンバーワン新聞」に会員の書いた記事あるいは撮った写真などを掲載し、世界中のエディターたちに紹介すべきである。特に最近退会が目立つ報道写真家に対しもっと価値あるサービスを提供する必要がある。
・通信社で働くジャーナリストに対しても新たな価値あるサービスの提供方法を模索する。
・当クラブが西洋人で英語を話す男性が中心になっていることを認識し、女性ジャーナリストやアジア人ジャーナリストへの積極的な入会勧誘と運営参加を促進する。
・「サイレント・マジョリティ」となっている海外特派員経験のある日本人ジャーナリストにも同じことが言え、日本人ベテラン・ジャーナリストの協会運営参加を促進する。
・若いジャーナリストたちへの門戸開放を推進する。
協会は全会員にとってのクラブの利用価値を高める努力をする必要があります。ニュース活動においてはジャーナリストによるコントロールを確保する一方、協会運営にあたっては準会員 (Associates) と準正会員 (ProfessionalAssociates) にも、特に人事と財務の分野において、参加して頂く必要があります。
会員数の増加と収入の向上を実現させるため、新しいアイデアを以下のように提唱致します。
* 国際的な諸問題に関心のある財界人と研究者の入会促進。
* 様々な商工会議所との提携・連携の可能性を追求。
* メディア関連イベントの開催にはホテルよりもFCCJの方がより効率的である点を企業広報部に宣伝。
協会職員に対する公正さ: 近年、職場に政治を持ち込んだことにより、職員の士気に悪影響を及ぼしています。幾人かの理事が自分たちの個人的アジェンダ実現のために協会スタッフを利用するということが起こっています。このようなことは止めさせなければなりません。そして理事とスタッフとの間には、相互に敬意を払い、透明性が高く、建設的な対話の場を設けなければなりません。
健全な協会運営、礼節、透明性、問題解決に向けての創造的で柔軟な取り組みなどを実現することにより、FCCJのこの先何十年にもわたる将来を確保することができます。
他のポストに出馬している候補者についても、私の提示する公約を支持しようとしているかどうかを評価した上で投票して頂ければ幸いです。FCCJは、今、全員が同じく建設的な方向に向かって問題に取り組む理事会を必要としています。
ご質問などがございましたら、いつでもご連絡下さい。平日は殆んど協会におりますので、喜んで膝を交えてお話し致します。
協会の再生に向け、一緒に取り組んで参りましょう。
ジョージ・バウムガートナー